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軌跡
かさり。
小さな音を立てて、今まで目を通していた報告書の写しを机に伏せた。
日々を重ね、経てきた軌跡の欠片がそこに綴られている。
対峙した仮面憑きや異形、出会った人々、共に戦った仲間。
赴いた土地、目にした景色、刻んだ想い出……
為した仕事が報告書として綴られる。
そんな形式をとるようになってから、幾らの時間が過ぎただろうか。
一人で歩いた時間よりも、まだ少ないはずなのに、
こんなにも、自分の裡には多くのものが刻まれている……
そっと、目を閉じて、歩んだ軌跡を振り返れば、
心に浮かぶのは温かなもの。
決して温もり帯びたものばかりとは言い切れずとも、
確かに、刻んだものは、ここにある。
今までに歩んだ軌跡を思って
これからも歩み行く先を思って
「私は生きてゆくのね」
ただ一言、音に乗せた言の葉は
想いを乗せて、空気を揺らした
ほんのり背後話ですが、リプレイは定期的に読み返してます。
いつ読んでも、その時の情景が目に浮かぶようで。
本当に、MS様方や共に向かった皆様方には感謝の気持ちが絶えません。
アリストメリア自身の、その時その時の気持ちというものも、
時を経ての変化も、こうした軌跡から改めて感じられることが多いです。
時は流れてしまうものですが、記憶だけだと薄れてしまうものですが、
こうして形に残るものは、本当に大切で有難いことだと思います。
勿論、
日々、旅団やリアイベの掲示板といった場所で交わす日常の会話も、
頂き交わす、お手紙やギガンティアでの同行のお言葉も、
彼女や私の糧であり、確かな思い出と生きた証の欠片。
此方も、背後故に出来ることですが、ログや手紙を遡って思い出してみたり。
そんな風にさせて頂いてもいたり、です。
未来は不確定ですが、過去は決して変わらない。
それは、よくも悪くも、ですが……故に、忘れず刻んでゆきたいと。
心に留めてゆきたいと。
アリストメリア、背後である私、双方思っていることです。
皆様に感謝と、
これからも、いずれ過去であり想い出となる時を、
共に刻んで行けたらばと、切に願います。
なんて、日常に乗せて。
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